旅と食べることが好きな会社員でしたが、今はイタリアで暮らしてます。


by north_marine05
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江戸時代に生まれたら

最近読んで面白かった本
江戸美人の化粧術」 陶 智子

丸善の店頭で見かけて面白そうだったので、図書館で借りた。
江戸美人とは、浮世絵の化粧図分析、浮世絵を使った化粧品の宣伝、など
読みやすい文体で書かれている。
美しく見せたい、そのためにお化粧という手段を利用させいただく。
それは今も昔も、花魁も私も同じである。
化粧をする女の姿、使われている小道具、今と異なる化粧法・・・
ビジュアルでも見せてくれるそれらは、どれも非常に興味深かった。

ところで江戸時代の美人の要素のひとつに、
「目が大きすぎちゃいけない」ってのがあるんですね。二重なんて、もってのほか。
江戸のメイクアップ本には、「大きすぎる目を、小さく見せる化粧法」
なんて項目もあるのです。
私も江戸時代に生きたなら、さぞかし美人の部類に入っただろうに・・・
と小さい目を持つ私は思ったのでした。

さて、江戸文化好き、浮世絵好きの私は、現在他の本にも手を出して読書中。



d0000614_22374358.jpgところでこの本の中に、歌川国芳の画による
「妙でんす十六利勘」の連作物の一枚が出てくる。

その中の「迷者損者」(右の画像)という画の詞書の一部が、同本の中で抜粋されていて、
それがなかなかよかったので、ここに載せてみる。
人生、迷ったら損だ!

かヾみにむかひてわらへばわらひがほうつる。
これおのれが心がうつるなり。
心がまよへば目に見るものまよつてみへ、
まよふことなければそんをするきづかひなし。
ほとけもおにもわが心より生ずる也。
ゆへにくわいらいしのにんぎやうをもつて此どうりをよくさとるときは、
なに事もめでたくとかくまよふはそんじやとおしへたまふ。

この連作「妙でんす十六利勘」は下記のものがあり、なるほどなあとこれまた興味深い。
この詞書、全部読んでみたいもの。

1 欲連損者(よくれんそんじゃ)
2 我慢損者(がまんそんじゃ)
3 借越損者(かりこしそんじゃ)
4 奢羅損者(おごらそんじゃ)
5 貧須盧損者(ひんするそんじゃ)
6 通損者(かよふそんじゃ)
7 降那損者(ふるなそんじゃ)
8 多辨損者(たべんそんじゃ)
9 朝寝者損者(あさねはそんじゃ)
10 食乱損者(しょくらんそんじゃ)
11 煩悩損者(ぼんのうそんじゃ)
12 因果損者(いんぐわそんじゃ)
13 小利大損者(しょうりだいそんじゃ)
14 短気者損者(たんきはそんじゃ)
15 金奈羅損者(きんならそんじゃ)
16 迷者損者(まよふはそんじゃ)
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by north_marine05 | 2006-02-22 22:39 |